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Column

企業のマーケッターのみなさん、あなたの会社で実施した自主調査を活用していますか?

市場分析などの利用だけで、埋もれてしまっていてはもったいない!実は自主調査の活用の仕方によっては、非常に大きなマーケティング効果を得られることもあります。その埋もれている自主調査、ぜひ再度掘り起こして、広く活用してみましょう。

自主調査レポートを公開する目的は、大きく分けて次の3つが考えられます。

自主調査レポートを公開する目的

  1. 認知度向上
  2. 集客
  3. 信頼度の増強・ブランディング強化

それぞれの目的と、その効果を詳しく見てみましょう。

(1)認知度向上・ブランディング

自主調査レポートを自社サイトや各種メディアで公開・掲載されることによって、多くのユーザーに自社の新商品や新サービスを認知してもらうチャンスが増えます。調査結果は、ニュースコンテンツの一つとして大きな価値があるからです。

ただし「新商品が発売された」ことを訴求するリリース記事は、「宣伝」と取られてしまい、一般消費者の目にはなかなか止まりません。しかし、自主調査レポートは、宣伝色が弱く、興味の惹く内容であれば、一つの読み物として読んでもらえる可能性が高まります。

 (2)集客

自主調査レポートのプレスリリース記事が、集客力のあるwebメディアなどに掲載されれば、そのメディアから自社サイトへの流入が増えることが予想されます。特に、Yahoo!ニュースなどに掲載されれば、その効果は更に数倍期待できます。

PR TIMESで公開している株式会社リビジェンの事例では、配信したプレスリリースが、主要メディアに同時掲載されたことで、認知度が高まり、流入数が5~10倍に伸びたといいます。

参照元:【PR TIMES】立ち上げ直後のサービスをどう売り込むか。自主調査のリリース配信で、インバウンド型営業を軌道に乗せたリビジェン

(3)信頼度の増強

自主調査レポートを配信することによって、それを見たユーザーに対して自社が統計的なデータに基づいて商品開発・サービス提供を行っている企業であることを伝えられます。結果として企業の信頼度、数字に基づく安心感を与えることにつながります。

また競合他社と異なる切り口で配信すれば、差別化もでき、ブランディングの強化にもつながります。

自主調査レポートを届ける手段

では、自主調査はどのように配信すればよいのでしょうか? 配信方法としては、大きく分けて次の2つの方法があります。

  1. コーポレートサイトや自社ブログのニュース・プレスリリース枠で公開・配信する
  2. 外部のプレスリリース配信サイトで配信する 

外部のプレスリリース配信サイト例

特に2.は、数100の適切なメディアにプレスリリースを一斉配信出来ます。Yahoo!ニュースなどの人気サイトと提携しているメディアに取り上げられると、人気サイトに転載されることもあるので、拡散の可能性が高まります。

多数のメディアに取り上げてもらえるようにメディアの記者に「面白い!」「ネタになる!」と感じさせ、記事として取り上げてもらうには、あるコツがあります。その効果的な方法については、次の記事でご紹介します。

まとめ

今、過去に行った自主調査で、社内で据え置きになってしまっているデータがあれば、再度見直してみてください。その調査結果には、自社では分からない、一般ユーザーや記者にとっては非常に新鮮で面白いと感じるコンテンツかもしれません!

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ヤマト
アメリカ留学時にメディア・アーツ学科を専攻、Webデザインの基礎を学ぶ。帰国後、外国人の顧客を多く持つ不動産会社にて、日本文化を紹介するイベント企画や広報業務に携わり、海外向けには日本の魅力を、国内向けには国際交流の素晴らしさを伝えることに奔走する。その後転職したWebマーケティング会社でコンテンツマーケティングに出会い、現在、エコンテでリサーチコンテンツのディレクション業務に携わる。 リサーチを活用したコンテンツの制作ディレクションを担当しています。リサーチデータをいろいろな角度から見ていると、ストーリーが浮かび上がってきてとても面白いです。リサーチの強みを生かし、ためになるし面白い!といわれる「オンリーワン」コンテンツを提供できるよう日々励んでいます。
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