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Column

こんにちは。インフォグラフィックの企画・ディレクションをしているナカユリです。
最近、デザイン制作会社、PR会社、クラウドソーシングなどでも「インフォグラフィック」という商材を取り扱うようになって、何社かで比較検討してくださるお客様が増えたな~と感じています。

と同時に、外注先を選ぶときの比較ポイントは何?という質問を受けたり、そもそもどこに依頼したらよいの?という質問をweb上で見かけたりします。

そこで今回は、インフォグラフィック制作を、制作会社や外注のデザイナーへ依頼する時の参考に、外注先の選び方のポイントを6つ紹介します。

1.「インフォグラフィック」という商材を扱っているか

(早速、手前味噌で恐縮ですが)インフォグラフィック制作に注力している会社が、一番相談しやすいはずです。Webサイトで「インフォグラフィック制作サービス」とうたっており、事例を掲載している会社は、制作ノウハウがあると判断できます。

2.依頼内容に近い制作事例があるか

発注前に、過去制作事例を見せてほしいと要求します。その時、自分のイメージを伝えると近い事例を選んで見せてくれるはずです。逆に事例が無い場合は、その業者は初めて挑戦することになるので、新しい提案をしてもらえるか、望んだクオリティになるか、リスクを見込んだうえで依頼します。

3.統計データを適切に取り扱う能力があるか

オープンデータや、調査結果などをインフォグラフィック化する場合は、注意が必要です。データを過大解釈してしまったり、表示するべき調査要項が漏れていたりすると、「情報が不適切」と判断されてしまう場合があります。

もし可能なら、調査企画・設計から集計・分析まで、同じ業者に依頼できる方が、より良いです。(インフォグラフィック化することが加味されていない調査データから、良いインフォグラフィックを作るのは、とても難しいのです…。切実に。)

4.情報の整理・取捨選択を提案してくれるか

デザイン面のクオリティを重視しがちですが、インフォグラフィックは情報の「収集」「整理」「取捨選択」作業がとても重要です。元々「分かりづらい」ものを「分かりやすく」しようとしているのですから、当然です。

この作業は「依頼者側でできます」と言って下さることもありますが、多くの方は途中までの状態でお渡し下さいます(笑)。地道で面倒な作業が多いですし、出来上がりが想像できないと、どう取捨選択すべきか分かりづらいのだと思います。

5.メッセージやストーリーを一緒に考えてくれるか

4よりも踏み込んだ話です。企業が情報を発信する場合、読者に与えたい影響は、「グラフが分かりやすかった」ではなく、「情報が興味深いので問い合わせをしてみよう」「役に立ったのでまた見に来よう」「私も○○したいと思った」など誘導したい行動があるはずです。
データからストーリーを発見すること、メッセージを付与することは、良いインフォグラフィックを作る上で欠かせません。

6.完成後に何をすればよいか、アドバイスしてくれるか

最後に、公開後のサポートについて。インフォグラフィックはwebで発信する場合も多いのですが、「ブログにアップして終わり」で終わってしまうこともしばしば。
せっかくなら、沢山の人に見てもらえるサポートをしてくれる方が、高い成果に繋がります。Webサイトでの公開方法のコツ、SNSの活用方法、メディアへの露出など、目的に合わせ提案の引き出しが多いと、心強いはずです。

以上、考えつく限りポイントをあげてみると6つになりました。また新しい判断ポイントが見つかったら、ここに追記していきます。

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ナカユリ
東京生まれ東京育ち。自社運営サイトのデザインをいくつか経験後、2010年よりインフォグラフィックサービスの立ち上げ、100点以上のインフォグラフィック制作に携わる。 インフォグラフィックの企画・情報の編集作業までを担当しています。様々な業界のクライアントにインフォグラフィックの企画提案をしているので、豆知識や統計データの所在には詳しくなりました。サービス立ち上げ当初は日本の事例がほとんど無く試行錯誤でしたが、デザイナーと二人三脚で取り組んでいます。 インフォグラフィックサービスはこちら
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