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Column

インフォグラフィックを作りたい、と問い合わせを頂くとき、最初に「効果は何ですか?」と聞かれることがよくあります。向き不向きはありますが、インフォグラフィックを作る=「バズる」などという効果が必ず期待できるわけではありません。目的を明確にする→適切な情報を集める→適切なデザインで制作する→適切に発信することで、目的に応じた成果を見込むことができます。

これは基本的な事ですが、インフォグラフィックはどこか”特別なもの”という認識を持たれることもあるため、本記事ではインフォグラフィックの目的と成果について、エコンテでこれまでに制作した事例から整理します。

インフォグラフィック制作の目的

インフォグラフィックを制作する目的には、大きく分けて次の2つがあります。

1.情報の理解度を上げる
複雑で分かりにくい情報を可視化することで、読み手により深く理解させる

▽メディア例:webコンテンツ(説明などの固定ページ)、営業資料、パンフレット、CSR/IR資料、沿革など

2.情報を広める、啓蒙する
文字量を少なく読みやすくすることで、より沢山の人の興味を引く

▽メディア例:webコンテンツ(ブログやニュースなどの更新ページ)、調査プレスリリースなど

インフォグラフィックの成果

それぞれの目的によって得られる成果は、次のようなものが考えられます。

1.「情報の理解度を上げる」目的に対する成果

  • 読んだ後、興味・関心を持つ人が増える
  • 最後まで読む人が増える

2.「情報を広める、啓蒙する」目的に対する成果

  • 対象商品・サービス認知度が向上する
  • 多くのメディアに取り上げられる(Web、TV、新聞、雑誌など)
  • TwitterやFacebookなどのSNSのシェア数が増える
  • インフォグラフィックを公開したWebサイトのPVが増える

まとめ

インフォグラフィックの「効果」は一概に言えず目的によって成果指標も異なること、ご理解いただけたでしょうか。

一般の人に興味がもたれにくい情報は可視化することで「分かりやすく」なりますが、多くの人にとって「つまらない」ままのことがよくあります。
メディアに沢山取り上げられても、自社サイトのSNSボタンのカウントは0(汗)のこともよくあります。

目的を明確にすることで、可視化する内容と、成果指標を柔軟に見極めることが大切です。

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ナカユリ
東京生まれ東京育ち。自社運営サイトのデザインをいくつか経験後、2010年よりインフォグラフィックサービスの立ち上げ、100点以上のインフォグラフィック制作に携わる。 インフォグラフィックの企画・情報の編集作業までを担当しています。様々な業界のクライアントにインフォグラフィックの企画提案をしているので、豆知識や統計データの所在には詳しくなりました。サービス立ち上げ当初は日本の事例がほとんど無く試行錯誤でしたが、デザイナーと二人三脚で取り組んでいます。 インフォグラフィックサービスはこちら
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