こんにちは。最近温泉卵が50秒で作れると知って、感動したイガラシです。今回はポスターや看板等にインフォグラフィックを効果的に用いている事例をご紹介します。説得力のあるデータを元にメッセージを伝える際、インフォグラフィックはその魅力を最大限に引き出されます。
みんなで分け合えば、できること。/ポスター
http://stam-design-stam.blogspot.jp/2011/03/7.html
東日本大震災の際、都心等で過剰な買いだめ現象がみられました。言葉だと押しつけがましいと感じることが、図で簡潔に伝えることでシンプルに心に響く、インフォグラフィックの真髄の例かもしれません。
ドイツと中国の文化の違いを比較/冊子、パネル
http://www.notcot.com/archives/2007/11/-jean-posted-ab.php
余分な情報が一切なく、読み解けた時の爽快感がとても楽しい作品です。「簡略化する」「何かにたとえる」という手法は、ひねりすぎると逆に分かりづらくなりやすいのですが、これはそのさじ加減が絶妙です。
ゆとりがない子どもたちの放課後/A3見開き
http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=4278
弊社がお手伝いさせて頂いた作品です。膨大な量の情報をまとめたぶ厚い資料はなかなか読んでもらえません。ダイジェスト版(サマリー)として1枚のインフォグラフィックにすることで、「まずは読んでみよう」という気持ちにさせることができます。
HILLS LIFE 世界の都市総合力ランキングで見る東京/冊子
http://www.roppongihills.com/hillslife/webbook/hl64/PMakely.html
見開きを活かしたり、計算されたレイアウトが美しいインフォグラフィックです。情報量は多めですが、「何を残し何を削るか」の取捨選択が見られる内容だと感じます。色のメリハリテクニックも秀逸です。
世界中をマイルで旅できる?/パネル
http://getnews.jp/archives/323531
弊社がお手伝いさせて頂いた作品です。情報をまとめつつ、多くの人の目にとまるよう、ビジュアルの華やかさに力を入れたデザインです。「見たことがある情報」「よくある情報」も、インフォグラフィックにする事で新鮮さを感じてもらうことができます。
富士フイルムの技術の歴史80年が伝わる大きなインフォグラフィックス/パネル
http://cottostreet.blog.so-net.ne.jp/2013-02-26
大きなサイズを活かして、大胆なレイアウトを取り入れているインフォグラフィックです。レイアウトが直線になりがちなタイムライン(歴史)を放射状に表現し、インパクトがあります。
インフォグラフィックの視覚化を取り入れると、奇抜なグラフィックデザインを制作することも出来ますが、ただの「カッコイイデザイン」にならないよう、「インフォグラフィックは情報が主役である」ことを常に意識して制作することがポイントです。
webだけでなくポスター等の紙媒体にも、情報伝達手段として相性の良いインフォグラフィック。印刷物のデザインは、トンボや塗り足し・オーバープリント等、特有の知識が必要になります。積極的に知識を吸収して、制作の幅を広げていきたいものです(無理のない範囲で!)