こんにちは、エコンテ編集部です。
自社サイトやオウンドメディアの運営をされている方に向けて、エコンテでは毎年4月にエディトリアルカレンダーを発行しています。(ダウンロードはこちらから)
今回は、企画を考えたり、サイトを運営したりする際に使える、エディトリアルカレンダーの活用法を実際の事例を交えてご紹介します。
エディトリアルカレンダーには、年間の祝日やイベントが一覧で把握できる「販促カレンダー」と記念日などのトピックが記されている「月別カレンダー」の2種類のシートが用意されています。
「販促カレンダー」で季節のイベントを押さえる
「販促カレンダー」シートには、年間の行事が掲載されています。
自社サービスに関係のある季節のイベントや顧客となる人の行動が切り替わるタイミングを発見でき、「その時期ならでは!」の企画やアイディアを見つけることができます。
月別カレンダーで配信タイミングを考える
「月別カレンダー」には曜日や祝日以外に、その日の出来事や記念日などをまとめた「トピック」があらかじめ記載されています。「月別カレンダー」を利用して、最適な配信タイミングや配信先を考えましょう。
「記念日」と企画を結び付ける
トピックにはさまざまな記念日が記載されています。例えば過去に作ったコンテンツを活用する際、記念日に絡めて考えると意外な切り口が見つかります。また、自社サービスと関連の深い記念日やトピックが見つけられたら、その日に向けて企画やコンテンツを考えるのもよいでしょう。
コンテンツや配信スケジュールを管理
「月別カレンダー」では、「コンテンツ」欄に”テーマ”や”ターゲット”が記載できる欄があったり、「記事の作成・投稿」欄にはブログやFacebook、Twitterなどウェブ担当者が利用することの多いサービスが記載してあります。
どのコンテンツを、誰に、どのツールを通じて届けるかを記入できるため、各ツールで担当者が分かれている場合でも、事前に情報を共有しスムーズに連携をとることが可能です。また一覧で管理できるため「このツールでは投稿し忘れていた」といったミスも防げます。
エコンテの事例で見る企画の進め方
ここまでは、エディトリアルカレンダーについて説明してきました。
ここからはエコンテで作成した「非常用持ち出し袋(防災セット)による防災意識調査」を例に、エディトリアルカレンダーを活用した企画の進め方について見ていきましょう。
エコンテでは、以下の流れで企画を考えています。
- 目的とターゲット読者の設定
- トピックの選定
- コンテンツの作成
- 拡散方法の検討
目的とターゲット読者の設定
2011年の東日本大震災以降、2016年の熊本地震、2016年の台風10号、2017年の7月九州北部豪雨など多くの自然災害によって、日本各地で甚大な被害がもたらされました。こうした状況もあり、エコンテでは多くの人に防災意識を持ってもらえるようなコンテンツができないか、検討をスタートさせました。
まず最初に行ったのが社内へのヒアリングです。ヒアリングの結果、災害に備えていると応えた社員は少数で、準備といってもペットボトルの水を備蓄する程度だったことがわかりました。また、準備できていない理由を聞いたところ「何を用意すればよいか分からない」といった意見が多くあがりました。
これを受け多くの人に興味をもって見てもらえるように「実際にどのくらいの人が準備できているか?」や「なぜ用意できていないのか?」といった項目を調査し、コンテンツにすることにしました。
トピック(記念日)の選定
次に決めたのが、配信タイミング。候補としてあがったのが9月1日の「防災の日」です。9月1日は関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では二百十日に当たり、台風シーズンを迎える時期で、地震や風水害等に対する心構えを育成するために防災の日として創設されたそうです。
防災意識を持ってもらえるようなコンテンツを配信するタイミングとしてはピッタリということで、「防災の日」をターゲットとして、制作スケジュールを決めていきました。
コンテンツの作成
次にコンテンツの作成です。ターゲット読者に興味をもって、見てもらえるようなコンテンツを考えていきます。また、コンテンツには自分たちの強みが反映できるようにしています。エコンテは、インフォグラフィックのようなビジュアルデザインやアンケートをもとにしたコンテンツ作成が得意なので、その要素を組み込んだコンテンツを作成しました。
そして、実際に制作したのが「非常用持ち出し袋(防災セット)による防災意識調査」のアンケートを元にしたリサーチコンテンツです。
実施したアンケートは、ひとめでわかるように図表にしています。
拡散方法の検討
コンテンツとともに重要なのが「どのように読者に届けるか?」です。「非常用持ち出し袋(防災セット)による防災意識調査」ではプレスリリースの利用とウェブサイトへの掲載を行いました。
公共性の高い内容となったこともあり、短期的に多くの人に見てもらえるようにプレスリリースとして出すことにしました。一方で、独自性が高いコンテンツのためウェブサイトに掲載することでGoogleなど検索エンジン経由の流入が長期的に獲得できるとも考えました。すでに掲載から数年が経過していますが、今も「防災グッズ アンケート」などのキーワードで検索経由での流入を獲得できているので、狙い通りの結果と言えるでしょう。
まとめ
今回は、エコンテの実際の事例を交えて、エディトリアルカレンダーの使い方、企画の考え方をご紹介しました。サイト運営やコンテンツ企画がスムーズに進められるようエディトリアルカレンダーを活用してみてはいかがでしょうか。
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