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Column

最近、コンテンツマーケティングの盛り上がり機運もあり、インフォグラフィック制作のお問い合わせを頂く件数も増えています。
大抵の場合、インフォグラフィック制作はお客様との共同作業。弊社にご依頼頂く場合や、他のインフォグラフィックデザイナーに依頼するとき、発注側が心得ておくとスムーズに進行する5つのポイントをまとめました。

1.インフォグラフィックにしたから「バズる」の考えを捨てる

「つまらないデータも、インフォグラフィックにすると面白くなるんでしょ?」という誤解がよくあります。インフォグラフィックはデザインだけでなくデータも主役。そのデータを発信する意義が本当にあるのか、ターゲットにとって役に立つ情報なのか、制作の目的や成果と照らし合わせて検討しましょう。

2.データから伝えたいメッセージを考える

データから「最も伝えたい結論」を一つだけに絞ってみましょう。ターゲット像がより明確になり、インフォグラフィックで最も強調して表現するべきデータと、必要のないデータが明らかになります。

3.データをある程度整理する

デザイナーはデータの専門家ではありません。統計資料をそのまま渡さず、できればエクセルでポイントを整理してから渡しましょう。経験豊富な業者の場合、専門のプランナーに相談すると、デザインを加味したデータ整理を提案してくれます。

4.あれもこれも入れたい!という考えを捨てる

データを整理し始めると、あれもこれも情報を入れないと伝わらない!となる気持ちはよく分かります。残念ながら、「一目で分かる」と「あれもこれも」は両立できません。いらない物はそぎ落とす勇気を。

5.データの「どこ」が面白いのか、デザイン前に綿密にすり合わせる

デザインする側が、2.の「最も伝えたい結論」をよく理解していないと、よいインフォグラフィックになりません。また、表面上の結果だけでなく、結論が導き出された経緯や背景まで伝えるとストーリーやメッセージの伝わりやすい、良いインフォグラフィックになるでしょう。

経験豊富な業者なら、適切にヒアリングを行い、5つのポイントを引き出してくれるかもしれませんが、これらを意識してから依頼すると、方向性がブレにくく、良いインフォグラフィックを作る近道になります。

ナカユリ
東京生まれ東京育ち。自社運営サイトのデザインをいくつか経験後、2010年よりインフォグラフィックサービスの立ち上げ、100点以上のインフォグラフィック制作に携わる。 インフォグラフィックの企画・情報の編集作業までを担当しています。様々な業界のクライアントにインフォグラフィックの企画提案をしているので、豆知識や統計データの所在には詳しくなりました。サービス立ち上げ当初は日本の事例がほとんど無く試行錯誤でしたが、デザイナーと二人三脚で取り組んでいます。 インフォグラフィックサービスはこちら
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