econte note コンテンツマーケティング・ブログ

Column

最近雑誌でも特集を組まれるなど、コンテンツマーケティングについて盛り上がりを感じておりますが、クライアント様と打合せをする際に、改めてコンテンツマーケティングのメリットとデメリットについて、聞かれる事がありますので、紹介したいと思います。

コンテンツマーケティングのメリット

1.改めて会社の商品・サービスと向き合うことが出来る

gratisography_155_1

個人的には、これが1番のメリットだと思います。コンテンツマーケティングはユーザーを引きつける戦略ですので、自社のターゲットユーザーが、どのような事を考え、今どのような悩みがあり、それをどのように解決しようとしているか?また自社のサービスが、どういうシーンでどのように使われるものなのか?改めて整頓することができます。

よくクライアント様と打合せをしていると「会社内部の人間は考え方が固まっているので、改めて自社のサービスについて気付かされる部分がありました」と言われるのですが、このように商品・サービス改善に繋がるアイデアも出てくることがありますので、これ以上無いメリットだと思います。

2.コンテンツは資産になる

gratisography_85_1

従来型の広告とは違い、作成したコンテンツは、自分で削除しない限り、インターネット上に蓄積され、資産になります。ユーザーの課題を解決するコンテンツは、継続的に見てもらえる存在になりますので、ニーズが変化することに対してもアンテナを張り、既存コンテンツでカバーできない場合は、新たに追記記事を作成し、既存コンテンツの適切な部分に導線を設ける修正をするなどの細かいメンテナンスをしていくことで、より資産価値が高まっていきます。

3.すぐに始めることができる

typewriter

一番始めやすいコンテンツの種類は、コラム型のコンテンツです。身近なテーマを題材にまずは、思ったことを書いてみましょう。サイトにブログを更新する機能があれば、そこに投稿すれば、本日からでもコンテンツマーケティングを始めることが出来る手軽さはメリットです。

4.有益なコンテンツを発信し続ければ、リピーターが増える

imasia_16569931

コンテンツを見てくれたユーザーが「勉強になった」「面白かった」など、自分にとって有益な情報を発信しているサイトと認識してくれれば、情報を配信する度に見に来てくれる可能性も高くなりので、出来るだけ多くの人に見てもらう為にも、コンテンツをfacebook、twitterなどのSNSを使って、配信することも重要です。

リピーターが増えると、企業として届けたい情報がある場合に、見てもらえる可能性も上がりますので、結果的に広告予算の削減にも繋げられます。

コンテンツマーケティングのデメリット

1.すぐに成果が出ないことが多い

gratisography_128_1

取り掛かれる手軽さの反面、コンテンツを作り始めたタイミングでは、ユーザーに見つけてもらえないことが多く、作成コストと見合わない成果しか得られないことが多いです。成果が得られるまで時間がかかる取り組みであることを事前に理解し、目標を立てる場合は、右肩上がりの設定にして、最初にハードルを上げすぎないこともモチベーションをキープするコツです。“継続は力なり”まさにこの言葉がコンテンツマーケティングに当てはまります。

2.継続することが思ったよりも難しい

imasia_5210767

始めてみると、1つのコンテンツを作るのに、手間がかかることがわかります。開始当初に思い付いた企画を一通り形にしてしまった後、企画が思い浮かばないことがよくあります。継続的に一定量のコンテンツを配信するためには、企画以外にも、制作するリソース、チェック体制なども併せて考える必要があり、担当者が他の業務と兼任していると、どうしても滞ることが多くなります。

企業によっては、経験のある編集長を迎え入れるケースもありますが、立ち上げ当初はそこまでお金をかけられないことが多く、取り組む際には、まず継続的に配信するための体制を考え、不足している部分は、必要に応じて外部の業者に相談することをお薦めいたします。

3.他のマーケティングよりも複雑

gratisography_231H

コンテンツマーケティングは目的や手法が多岐にわたり、それぞれ見るべき指標も違い、まだ確立されたものがない状況です。そのため、取り組む企業がそれぞれ独自に指標を設定しているケースが多いです。弊社が行った調査結果からもコンテンツマーケティングを取り組む企業の目的は以下の様にさまざまでした。

6002015-10-638

600名に聞いた!コンテンツマーケティング調査レポート 2015年版
http://econte.co.jp/resource/cmreport2015/

上記の目的を成果にした場合に、アクセス解析データに限らず、アンケート調査などでユーザーの態度変容を、カスタマーサポ―トへの問い合わせ内容の変化など、様々な指標を総合的に見るスキルがないと、成果を成果として認識できず、周りに理解されず、取り組みを継続していくことが、困難になりますので、指標の設定も非常に重要です。

まとめ

改めてメリット・デメリットをご紹介いたしましたが、時間がかかる取り組みの特性上、先行有利な部分もあると思いますので、まずは取り組んでいただきたいなと思います。自社の体制で「行えるもの」「行えないもの」を分類していただき、その中でお困りのことがあれば、立ち上げ時のサポートも行っておりますので、弊社にご相談いただければと思います。

ページトップへ