最近バズワードになっているコンテンツマーケティング。取り組みたいと思っても社内リソースが足りない場合は外注の選択肢もありますが、その際に発注側として決めておかなくてはいけない5つのポイントをご紹介します。
1.取り組む目的を明確に
いま自分たちが抱えている課題に対して、コンテンツマーケティングを取り組むことでどんなことを解決したいのか?目的を明確にしましょう。解決に即効性を求める場合は、他の施策を検討する必要もありますので、課題が複数ある場合は、優先順位を付けておきましょう。また、社内で取り組む目的を共有し、事前に理解してもらうことも非常に重要です。
2.外注に求める役割を決める
<制作の役割を外注したい>
依頼先として、編集プロダクション・ライティング会社・個人ライター、デザイナーなどがあります。作りたいコンテンツの企画を立てイメージを伝えて、形にしてもらいましょう。
<マーケティングの役割も外注したい>
弊社のようなコンテンツマーケティング専業会社や、WEBマーケティング会社に相談するのが正しい選択でしょう。マーケティング要素も含めた依頼を、コンテンツ制作会社に相談してしまっているケースをよく聞きます。
マーケティング要素も含めて外注する場合、コンテンツを作る前後に重要なプランニングや分析も外注先が行います。コンテンツの企画内容だけではなく、取り組む目的、ターゲット設定、ペルソナ・カスタマージャーニー作成、目標設定、分析指標設定など、コンテンツを制作する以外の部分の比重が大きいため、コンテンツ制作単価だけで判断せずに、どのようなプランニングでコンテンツマーケティングを行っていくかを重視して判断しましょう。
3.企業情報をまとめておく
いくら外注するからといっても、丸投げはダメ。情報価値の高いコンテンツを継続的に発信していく為には、主役はあくまでも自社でなくてはいけません。外注する前にコンテンツを通じて伝えたい企業メッセージ、ターゲット、競合との強み・弱みなどは、最低限まとめておきましょう。
4.外注先の担当者が理解者か?
外注先の担当者がコンテンツマーケティングについてよく知っているということも、選定理由として非常に重要です。概念や様々な業界の事例はもちろん、多種多様なコンテンツの制作方法、コンテンツを流通させる手段など、総合的な知識を持っている担当者であるかを見極めましょう。会社ではなく、人を見ることが重要です。
5.社内に編集部の機能はあるか?
ライターから上がってきた原稿をメディアに合わせていかに最適化するかが、編集者の腕の見せどころ。そこで、外注先と社内の編集部によるコンテンツのチェックが必要になります。
原稿のチェック作業としては、原稿が読者に届くよう、難しい表現が使われていないか、オリジナルで面白い内容になっているか、ターゲットがよく使う言葉を使っているか、などの内容チェックに加え、企業の信頼性を損ねることのないよう、誤字脱字、事実関係や数字などのチェック、表記の統一作業などがあります。
今後はこうしてほしいなど、変更してほしい理由・目的をしっかりライターにフィードバックすることで、ライターから上がってくる原稿の質を底上げすることも編集部の大事な役割です。
ある程度なら外注先で対応できますが、継続的によいコンテンツを公開していくためには、企業が求めるメッセージを盛り込んだり、方向性がずれていないかチェックしたり、社内の編集機能も必要となってきます。
まとめ
企業の熱のこもったコンテンツを発信することがコンテンツマーケティングの基本です。外注する場合でも丸投げせず、社内の協力体制をしっかり整えてコンテンツマーケティングに挑みましょう。