こんにちは。生まれ変わったら華奢になりたいイガラシです。今回は動画のインフォグラフィック「ビデオグラフィック」の作り方についてご紹介します。
★静止画のインフォグラフィックの作り方も是非ご覧ください。
ビデオグラフィックの定義
明確な線引きはありませんが「情報(データ)を伝えることをメインとしている」「情報(データ)を可視化している」「情報(データ)を元に伝えるメッセージがある」動画と、弊社は認識しています。
制作の際に意識すべきこと
「情報を伝える」ことが目的なので、インフォグラフィックと同じく「情報を正確に伝える」「分かりやすさ」に気を配ります。「楽しい」「感動する」「笑える」動画とは、本質というかスタートが異なる点を意識したほうが良いと思います。
具体的な制作方法
基本的には一般の動画制作と変わりませんが、一例としてご覧下さい。
1.ヒアリングと意識合わせ
ここは何をつくるにも一番大事です。特に動画は工程がかかり、1パーツの変更も容易ではない分、手を動かす前の打ち合わせが大事です。目的やメッセージにすれ違いが無いよう整理します。動画尺、テロップやナレーションの有無もこの時点で決めておきます。
2.データの整理
視覚化する情報収集、取捨選択、整理を行い、どんな順番で説明するか構想します。情報にストーリーを付ける作業です。
3.絵コンテ
時間軸に沿って、各シーンをスケッチしていきます。コツとしては1シーンで表現する情報量、テキスト量を極力少なく!シンプルに!すること。これはクライアントとの戦いになる場合が多いです。
4.世界観の決定
動画に使用するイラスト・アイコンのタッチや、イメージを左右する配色などを決めます。判断がしやすそうな2~3シーンを静止画で制作する場合が多いです。
5.パーツ制作
必要な部分のみ制作するか、シーン毎に1枚ずつ静止画を制作するかは、ケースによって変えています。「情報の視覚化」部分を全て制作すると、必然的に全シーンの制作をしていることもあります。
6.動画編集
動きや音楽をつけていきます。動きが複雑すぎたり、表示時間が短すぎたりすると、情報が頭に入ってこないので、やはり「読みやすさ」を意識します。華やかさや奇抜さは、それを踏まえてからです。
注意点
これはインフォグラフィックでも同じことが言えますが、せっかくだからとビデオグラフィックに情報を詰め込み過ぎると、
- 情報が多い→動画尺を長くする→飽きる
- 情報が多い→動画尺は短く→テンポを速くする→情報が読みとれない
- 情報が多い→動画尺は短く→1画面で表現する情報を増やす→情報が読みとれない
と、どう転んでも残念な結果になりがちです。
制作の目的がしっかりしていないと「ストーリームービーとどこが違うの?」「結局何が言いたかったの?」となる可能性大です。インフォグラフィックは静止画・動画・インタラクティブwebページと幅広い表現が可能ですので、「動画にする意味がある情報」で制作したいものです。
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